ビジネス実務法務検定 1級は、3級から1級まである試験の中で最高位にあたるもの。それだけに試験も論文・論述形式で、法務責任者レベルの実務経験が必須となります。
ビジネス実務法務検定 1級は2級合格の卓越した法務の実務責任者。
東京商工会議所の主催で毎年開催されているビジネス実務法務検定は、3級~1級までの3クラスがあります。
3級と2級には受験資格はありませんが、ビジネス実務法務検定 1級では、同ビジネス実務法務検定 の2級を合格していることが受験資格として付け加えられます。
試験目的は3級~1級ともに共通したもので、ビジネスに不可欠とされるコンプライアンスや法令の順守についてその能力の基礎構築となる“実務的かつ実践的な法律知識”を体系的に修得することです。
受験料は、3級 が 4,200円、2級が 6,300円と級が上がるごとに高くなり、1級では10,500円と高額になります。
試験は毎年、7月の第1日曜日と12月第2日曜日の2回行われます。
詳細についてはネット情報などで確認できます。
試験時間については、1級の共通問題が2時間、選択問題が2時間で、問題形式は2級と3級がマークシート形式であるのに対して、1級は論述論文形式となります。
合格点は2級と3級が70点以上、1級はそれぞれの設問ごとに50%以上の正解率が必須となり、なおかつ合格点が200点満点中140点以上であることが求められます。
また2008年12月実施の第24回試験より認定制度が変わり、準1級という認定枠も用意されています。
合格者には各級ごとに称号が与えられます。
またこの称号は東京商工会議所の許認可により、名刺に擦り込んで各自ビジネスに活用することができます。
2008年度から設けられた新しい制度ですが、この称号と名刺への擦り込みは、2008年度以前の過去の合格者にも適用されることになりました。
称号の呼称は、1級合格者(認定者)が商工会議所認定 ビジネス法務エグゼクティブ、英語表記による呼称がThe CCI Japan Business Law Examination, Grade 1 Certifiedとなっています。
同様に2級は商工会議所認定 ビジネス法務エキスパート、英語表記による呼称The CCI Japan Business Law Examination, Grade 2 Certified。
3級の呼称が商工会議所認定 ビジネス法務リーダー、英語表記による呼称がThe CCI Japan Business Law Examination, Grade 3 Certifiedとなっています。
国際化するビジネスステージにおいて、このような呼称が付加されることは便宜上においても有意義なことですが、国際社会においてこの呼称が一般的に通じるものであるかどうかは、各自で調べておく必要があります。
またこの呼称や称号が生まれた背景や意味するもの、本人が有する能力などを英語で自己紹介できるようにしておくと便利です。
ビジネス実務法務検定 1級の試験レベルは、たとえば業務上で不可欠とされる“法律実務知識をビジネス全般にわたって有していること”が前提の設問であり、なおかつその知識をもととしてあらゆる角度や視点からハイレベルな判断力を発揮して対応できることが前提として求められます。
試験対象は東京商工会議所の2級合格者で法務部門に属する専任者、一定上のハイレベルな法務知識をもった人が相応と思われます。
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